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澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注の滝川教授が代表を務める「里見氏研究会」が特別講演会を実施


澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注 経済学科の滝川 恒昭 教授が代表を務める「里見氏研究会」が、12月2日(土)に澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注にて特別講演会「戦国房総の合戦と城郭~里見氏?千葉氏?北条氏の攻防」を実施しました。

謎めいた大名、里見氏

里見氏は戦国時代に房総を治めていた大名です。江戸時代に書かれた滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」で一般によく知られる里見氏ですが、あくまでもそれはフィクションです。里見氏の実像は、残された史料の少なさもあって謎めいた存在でした。近年、北条氏や上杉氏といった里見氏と深く関わった戦国大名の史料の掘り起こしと研究が急速に進み、里見氏についても従来にはなかった新たな視点で考えられる環境が整ってきました。里見氏研究会ではそれらをもとに、新たな里見氏像を作り上げることを目指しています。

当日の様子

新聞等で事前に報じられていたこともあり、1時間以上前から参加者が来場しはじめ、ピーク時は校門まで長蛇の列となりました。参加者数は450人を超え、会場は座りきれないほどの参加者であふれていました。千葉県にゆかりのある大名の歴史への興味の高さが伺えます。

受付の列

450名以上の参加者であふれた会場

プログラム

1. 細田大樹 (里見氏研究会幹事)「里見氏?北条氏の江戸湾をめぐる抗争」

16世紀半ば頃、江戸湾(現東京湾)を挟んで激しく抗争を繰り広げた里見氏と北条氏の抗争について、今回は北条氏の家臣遠山氏に注目しつつ、北条氏側の視点から論じました。

2. 滝川恒昭 (澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注特任教授)「里見氏?北条氏の上総支配をめぐる攻防」

永禄10年(1567)、上総国三船山(君津市?富津市)で起こった里見氏と北条氏による合戦は、その規模や歴史的意義のわりに、一般にはほとんど知られていません。諸史料と最新の研究から、その実態を考察しました。

3. 江澤一樹 (一宮町教育委員会学芸員)「上総国一宮城にみる房総の戦国城郭」

上総国一宮城は昭和58年(1983)に発掘調査され、千葉県内では有数の庭園遺構が確認されていますが、あまり知られていません。今回はその発掘調査の成果を紹介するとともに、庭園を築いた人物は誰だったのかについて考察しました。

4. 外山信司 (千葉市立郷土博物館総括主任研究員)「千葉氏領国への里見氏?正木氏の侵攻」

千葉氏の下総の大名である千葉氏は、北上する里見氏の脅威にさらされました。里見勢は東京湾沿岸だけでなく、海匝?香取地域にも侵攻し、その尖兵が正木氏でした。これに対処するために小田原北条氏と結んだ結果、滅亡を招いたことについて解説しました。

 

講演スケジュールはほぼ順調に進み、16時40分頃に終了となりました。今回のような講演会の実施は、研究会の発足当初から計画されていましたが、コロナ禍によってなかなか実現できずにいたそうです。今回ようやく開催の運びとなり、予想以上の反響があったことで、研究会スタッフは大変な手応えを感じたそうです。「里見氏研究会」は2019年に発足し、研究例会と機関誌「里見氏研究」の刊行を行っています。今後も、里見氏について様々な角度から研究を進め、定期的な講演会の開催を予定しています。