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「震災学習スタディツアー2023」を開催


震災遺構?石巻市立大川小学校にて

~経験を伝承し、忘れない行動を

澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注では、東日本大震災の発生した2011年から毎年、宮城県での復興支援ボランティア活動を行ってきました。
2020年度まで「宮ボラ」と称してきましたが、以降は「震災学習スタディツアー」と名称を改め、現地踏査と伝承をテーマに取り組んできました。
通算12回目となる2023年度の「震災学習スタディツアー」は、『支縁~経験を伝承し、忘れない行動を』をテーマに、2月9日~11日の2泊3日で開催、学生24名と千葉敬愛高校の生徒1名が参加しました。1年半ぶりの開催となりましたが、東日本大震災から12年11ヶ月の月命日を、訪れた宮城で迎えました。

この大災害があったこと、その災害で多くの方々が日常を奪われたこと、そして微力でもこれまでのご縁を受け継ぎながら「語り継ぐ」ことを、2泊3日の機会に学び確認し合うことを目標にしてきました。年に1回わずか3日間の活動にすぎませんが、2024年の元日に起きた能登半島地震の記憶も鮮明な時期でもあり、参加してきた学生たちはより多くを学んできたようです。
このページでは、今年度の活動を記録し、紹介してまいります。

活動報告書はこちら

1日目 名取市閖上地区

初日は、まず「名取市立閖上小中学校」(宮城県名取市、紙谷ゆたか校長)を訪問しました。
澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注では震災のあった年から、名取市の閖上(ゆりあげ)地区を訪問し続け、仮設住宅の時代から閖上の住民の方々との交流を続けてきました。今回は震災後新設された小中一貫教育の閖上小中学校を訪問し、子どもたちとの交流の場を設けることができました。パラスポーツを通じた共生社会の実現をテーマに、「ソフトパラフェンシング」を通じた交流を実施。2021年の東京パラリンピックで澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注をはじめ千葉の大学生が協力して活動した「車いすフェンシング」をモチーフに作り出した新しいパラスポーツを届け、4年生の児童?教職員50名が、大学生と共に楽しい交流の時間をすごしました。
その後、「一般社団法人閖上の記憶」を訪問し、代表の丹野祐子さんからお話を伺いました。「澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注の学生さんは、卒業してからも、在学中に訪れてくれた宮城と繋がってくれる」とお話しくださいましたが、それこそが「支」をうたう澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注が震災学習で紡いできたことの意味なのだと思います。
ホテルに向かう前には、閖上小中学校に隣接する「閖上プラザ」で、閖上中学校慰霊碑に祈りを捧げました。

ソフトパラフェンシングで閖上小中学校4年生と交流

「閖上の記憶」で丹野祐子さんからお話を伺う

2日目 石巻市の2つの震災遺構

2日目は、石巻市の2つの震災遺構となった小学校を訪問しました。
午前は大川小学校。澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注としては久しぶりの訪問となります。大川伝承の会の語り部、只野英昭さんに案内をしていただきました。児童74名?教職員10名という多くの尊いいのちが失われた場所ですが、失われなくてもいいいのちであったことを学ばせていただきました。大川小学校の校歌の題名は「未来を拓く」というそうです。この場所に立ち学んだ学生たちは、「未来を拓く」この場所で多くのことを感じ取ってくれたようです。
午後は、門脇小学校で、鈴木洋子先生からお話しを伺いました。震災当時校長先生だった鈴木先生は、当時の様子を色濃く残す遺構を案内してくださるだけではなく、振り返りのワークにも参加してくださいました。一人ひとりの発表に「そうだよね、だいじな気づきだよね」と声をかけてくださった鈴木先生に、学生たちは大変励まされたようでした。
その後、MEET門脇日和幼稚園遺族有志の会が建立した慰霊碑にも、立ち寄らせていただきました。

大川小学校で只野英昭さんからお話を伺う

門脇小学校で鈴木洋子先生からお話を伺う

3日目 閖上での自由踏査

3日目は、名取市震災メモリアル公園の「芽生えの塔」の前で祈りを捧げた後、閖上の街での自由踏査を実施しました。
震災後の区画整理で一見「きれいになった」閖上の街。しかしここで始まった新しい生活の裏には、破壊されたコミュニティを作りなおすという、気の遠くなるような取組があったことを、改めて感じ取ることとなりました。
ここでは、再び「閖上の記憶」を訪問した者、日和山やメモリアル公園をじっくりと見てきた者、街の中に設けられた震災瓦礫で作ったオブジェを見てきた者、「名取市震災復興伝承館」を見学した者など、それぞれが思いおもいの目線で、閖上の街を歩きました。
帰路のバス車内では、恒例の感想発表大会。感想だけでなく、一人ひとりの深い思いやこれからの自分に向けた決意表明が沢山含まれ、本学のこの取組が今年も実現できたことの意義深さを、再確認しました。

名取市震災メモリアル公園で祈りを捧げる

宮城出発前に、参加した学生たちと

澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注の「震災学習スタディツアー」は、様々な人たちとの「支」で成り立っています。参加できたこと、出会えたこと、見聞を広げられたことに感謝し、「語り継ぐ」実践を続けていってほしいと思います。
今年度のスタディツアーでも、実に多くの皆様のお力添えで、学びを深めることができました。深く御礼申し上げます。

(地域連携センター)

過去の「宮城ボランティア」の記録